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TRANQUILO

作家:

伊藤桂司

会期:

2021年9月11日(土) ー 10月3日(日) 火〜木曜日定休

「一見すると平穏な現実世界の中にも、狂気やサイケデリアが静かに潜んでいる」と、伊藤桂司は語る。日常の中に、ぽっかり口を開ける異世界。ふと感じるその微細な違和感を抽出し、広大な宇宙を背景に深いグリーントーンで描いた新作ペインティング。諸橋近代美術館開館20周年記念展『四次元を探しに/ダリから現在へ』(2019年)に出品し好評を博した同系列の旧作も合わせたgallery TRAXでは6年ぶりの個展である。実在と非実在の境界を往来する、どこかコミカルでトリップ感溢れる作品から、時の流れが止まったような静けさが漂う。

tranquilo: 冷静な、穏やかな、落ち着いた〔スペイン語の形容詞〕

伊藤桂司

1958年、東京生まれ。主に、広告、雑誌、音楽関係などの分野でグラフィック・ワーク、アートディレクション、映像を手掛ける。2001年度東京ADC賞受賞。ロッテルダム映画祭、「Active Wire」(ソウル:Haja Center)、「CLOSE UP of JAPAN展」(ブラジル:サンパウロ美術館)、「Buzz Club-News from Japan」(ニューヨーク:P.S.1 / MoMA)、「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)、「KITTY EX.展」(森美術館)、「AFTER311(hiromiyoshii roppongi)、MBE(原宿Batsu Art Gallery、福岡Konya Galleryを巡回)、「Art Stage Singapore 2014」(G/P galleryより出品)など数々の国内外展示に参加。
hpgrp GALLERY TOKYO 、Gallery Traxなどでの個展多数。
グラフィックワークでは、テイ・トウワ、キリンジ、木村カエラ、スチャダラパー、THE BAWDIES、PES from RIP SLYME、高野寛、ohana、オレンジペコー、ボニー・ピンク、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、コカコーラ・コーポレイトカレンダー、NHKの番組タイトル&セットデザイン、イギリスのクラヴェンデール・キャンペーンヴィジュアル、SoftBank キャンペーン、KEIJI ITO × graniph Collaboration他、活動は多岐に渡る。
作品集は『FUTURE DAYS』『MOTORWAY』(共に青心社)、『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『FROM MY NOTEBOOK』『ENDLESS SUMMER』(共にUFB)『DAYS OF PAST FUTURE』(Alex Besikianとの共著)他多数。京都芸術大学・大学院教授。UFG代表。

http://site-ufg.com/

gallery trax  since 1993