XX

＊opening reception 7/19 13:00~

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声より先に身体に届いた記号。
自ら選んだと思っていた何かとすでに与えられた何かのあわいに生きる。
" XX " それは単なる染色体のペアではない。
仕草に縫い込まれた期待が時として制約として宿り、気配の在り方がいつの間にか肌に染み込んでいく。

女として産まれてきたこの宿命に長い間、幾つもの疑問を問いかけてきた。
本作品たちを制作する過程は、私の中に思い続けていた女、女性としての揺れや矛盾、
そして母親という、新たな現実において、自分のものになりきれない身体と心の声を、奥深くからすくい上げる試みでもありました。

終わりなき与えられた役割がもたらす重みの尊さと悦び、
讃えられる沈黙と会話する答えのない日々を此処に描いた。

1人の人間として、1人の女性として、1人の母親として、誰も傷をつけない言葉を探している。
For all girls, wo(man) , female  and  m(other)

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中瀬萌