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WARNING SIGNS

作家:

DIEGO / NANOOK / RUSSELL MAURICE

会期:

2020年7月24日(金・祝) - 8月10日(日)

DIEGO

10代でストリートアートを始めたDIEGOは「東京のストリートを代表するアーティスト」ではないが、「日本のストリートシーンにおいて、もっとも風変わりなアーティスト」である。美術教育はもちろんのこと、大学・専門教育は受けていないし、東京の荒々しいストリートシーンに揉まれて育ったわけでもない。そのかわりDIEGOは持ち前のオタク的観点によってグラフィティやストリートアートに精通し、街の中に独自の視点で表現を仕掛け続け、いつからか「ジワジワと知られる」ストリートアーティストとなった。DIEGOの作品に登場する不恰好で可愛らしいキャラクターたちは、彼が街の中を自転車を漕いで探し出したレトロな看板や、古本屋に足繁く通って昔の印刷物から探し出した「制作者不明のキャラクター」である。また、彼の描く不思議な文字は、ヨーロッパを中心として新しい世代に広がる「Toy Grffiti(下手グラフィティ)」の影響を受け、独自の視点で発展させたスタイルだ。このようなDIEGOのもたらす「脱臼したストリート表現」は、絵画や壁画というビジュアルアートから、また街の中のgraffiti、そしてコンセプチュアルアートまで、少しずつ活動の幅を広げている。近年ではSIDE COREの一員として展覧会の企画や作品発表に努め、また自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティストたちの壁画制作のディレクションを行っている。
IG: @diego7a14


NANOOK

東京都生まれ。山奥にある全寮制の中高一貫教育で育つ。
名前の由来は父親がアラスカで出会った犬の名前であり、愛犬の名前。
2006年、愛犬ナヌークの死後、NANOOKを襲名。
現在、東京を拠点にドローイング、ペインティングなどの表現で活動。
IG: @nanoooook


Russell Maurice

Russell Mauriceは1975年イギリス・ニューカッスル出身のアーティスト。20年ほどロンドンで暮らした後、東京に移住。 00年代中期まではグラフィティライターとして活動。93年には、GASFACEというレーベル名でUKで初めてグラフィティをTシャツにプリント。 また、インターネット以前の同時期に世界中のライターとネットワークを築き、様々なグラフィティを紹介するZINEも制作。 現在は、アニメや漫画の表現を取り入れた抽象絵画や彫刻作品を作り「コミックアブストラクション」ムーヴメントを牽引するアーティストの一人。 運営するストリートファッションレーベルGASIUSではMEDICOM TOY、Porter、Givenchy 、Nikeなど数々のブランドとのコラボレーションも行う。
IG: @gasius

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